精密板金加工
精密板金(Precision Sheet Metal)とは
板金は主に機械板金、自動車板金、建築板金に分けられます。
精密板金は機械板金の一部と考えていいでしょう。
定義はありませんが公差の厳しい板金の事です。
イメージは薄板( 0.5t 〜 3.0t )で公差(500×500×500の大きさの場合)は±0.5以下。形状板厚により異なります、会社によっても違います。
精密板金によって作られている身近なものATM、自動改札機、自動販売機などがあります。
公差とは
決められた寸法よりハズれてもよい範囲を言います。
寸法の範囲 100±0.05(100 プラマイ100分の5と読みます。)
99.95から100.05の範囲です。
tは板厚を表し、0.5mm(コンマ5ミリと読みます。)から3.0mmなどと使います。単位にはmmを使います。
板金加工
金属板に穴開け、曲げ、溶接などをする加工です。建築板金、自動車板金、機械板金等に分類されます。
金型
機械に取り付けて同じものをいくつも作る事が出来る器具をさします。
CAD/CAM
CAD(キャド)コンピューターによる設計を言います。
CAM(キャム)コンピューターを使ってNC(数値制御)データに変換してNC工作機の加工プログラムを作ります。
どんな金属でも板金は出来るの?
一般的には鉄板、アルミ、ステンレス、銅、黄銅、りん青銅です。
チタン等は打合せが必要です。
製品を作るときの、主な流れ
NCプログラム作成−NC加工(タレパン、レーザ加工等)−サラ取り、バーリング、タップ加工、ファスナー圧入等−曲げ(ベンド)加工−溶接(スポット、Tig等)−仕上−検査−表面処理−検査−出荷。という工程を経てみなさんの身近なところにたどり着きます。
どうやって検査するの?
ISO9001に基づき校正された測定器により測定します。
スポット溶接の強度チエック
今泉工業では引張り試験装置を、自社で製作し始めと終わりにテストピースのデータ確認(JIS Z3136 JIS Z2241)をしているそうです。