第39回早稲田大学・慶應義塾大学対抗グライダー競技大会
1.期 間 2010年3月16日から3月22日
2.場 所 埼玉県熊谷市 妻沼滑空場
3.状 況
◎第一日目(3月16日)の早慶戦(競技発数:13発)
早慶戦は開会式を予定通り10時に行なったのち、10時30分に競技を開始。しかし競技を開始して数発のフライトを行ってまもなく予報と異なり南風が吹き、2時間待機ののちピストチェンジを行い、15時に本格的に競技が始まりました。上空の大気は動いていたものの、上空が荒れており難しい条件でした。結局早慶両校ともに本日は周回をすることができませんでしたが、気象を予測してみると大会前半に好条件が見込まれます。
◎第二日目(3月17日)の早慶戦(競技発数:15発)
【成績】
団体
早稲田大学 681点
慶應義塾大学 3403点
個人
星野祐介 812点
小林脩平 753点
松浦貴之 681点
後藤真徹 1000点
松居史晃 838点
(無得点者は省略)
今日は朝から強い北西風が吹き、まさに早慶戦らしい天候になりました。寒気が入り込み条件が挙がり、一時トップは1800m程まで上がりました。午後からは高気圧が張り出し、風も弱まり周回しやすくなりましたが、その後海風が入り条件も終息していきました。
開始直後から条件も上がり、早稲田大学は松浦、和田の2名が週回し、慶應義塾大学は星野、小林、後藤、松居の4名が周回しました。ただし早稲田大学の和田は周回を行ったものの、高山の旋回点写真の不具合により、未到達となりました(当該飛行無効扱い)。
本日までの成績
【通算成績】
1位 慶応義塾大学 3403点
2位 早稲田大学 681点
◎第三日 3目18日の早慶戦(競技発数:16発)
【成績】
団体
早稲田大学:0点
慶應義塾大学:3359点
個人
星野祐介:981点
小林脩平:505点
松居史晃:873点
後藤真徹:1000点
18日は予報では午後から曇り、16時から雨の予報で、昼頃に条件が上がるであろうと見込まれました。
実際には、午前中からトップ1000mほどのサーマルが所々できており、午後は多々良沼周辺から風下(富士重辺りまで)にストリート状のプラスができ、代わりにランウェイ付近とそのストリート状の空域までの間の空域はマイナスが大きくなりました。
そして競技終了前になるにつれて(15時過)空が曇り、サーマルも終息していきました。
競技終了した後しばらくして雨が降りはじめて本日の訓練も終了しました。
本日までの成績です。
【通算成績】
団体
1位 慶応義塾大学 6762点
2位 早稲田大学 681点
◎第四日目(3月19日)の早慶戦(競技発数:12発)
【成績】
団体
早稲田大学:0点
慶應義塾大学:3370点
個人
星野祐介:997点
小林脩平:1000点
松居史晃:503点
森研人:870点
(無得点者は省略)
予報では、前日から入ってきている寒気の影響で大気はかなり不安定になり、競技期間中最後の好条件かと思われておりました。
実際には、午前中から所々に積雲ができ、訓練の段階でサーマルがありましたが、ちょうど競技を始めようというタイミングで風が変わり、
ピストチェンジを行った後11時45分から競技を開始いたしました。
条件は競技開始直後にクラウドストリートが所々発生し、いったん条件が非常に上がりましたが、その後一時的にランウェイ付近の空域では条件がしぼんでしまいました。その後、各機体ともに一時は厳しい戦いを強いられましたが、40分ほどで改めて条件が回復しはじめ、慶応ディスカスが最初に周回をしました。その後、田の字や富士重のあたりのラインにストリート状のサーマルができて、まだサーマルが残っている16時に競技が終了になりました。
【通算成績】
団体
1位 慶応義塾大学 10132点(本日3370点)
2位 早稲田大学 681点
◎第五日目(3月20日)の早慶戦(競技発数:0)
20日は午前中の早い時間帯からサーマルができましたが、トップが最大でも700mほどであり、周回をするには困難な条件であったため、大会競技を行うことはなく、また午後に入りまもなくその条件もしぼみ、早慶ともにベーシックの訓練を行いました。
クルーとしては地上作業の効率を競う早慶戦が繰り広げられ、他方選手としては上空を常に監視して競技を開始するタイミングを計りつつも、結果として長い早慶戦の一時の休息を得ることができました。
【通算成績】
団体
1位 慶応義塾大学 10132点
2位 早稲田大学 681点
◎第8日目(3月21日)
強風のため競技飛行なし
◎
第7日目(3月22日)
【通算成績】
団体
優 勝 慶応義塾大学 13418点
準優勝 早稲田大学 2046点
個人
第1位 星野佑介 3790点
第2位 小林 脩平 3187点
第3位 松居 史晃 3035点