メール設定の変更

 平素より、さきたまインターネットをご利用いただきましてありがとうございます。
 この度、皆様に安心してメールをお使いいただけるよう、セキュリティ強化を図った新しいメールサーバーに移行することとなりました。
 つきましては、メールソフトの設定を変更していただきますよう、会員の皆様にお願いをしております。
 新しいメールサーバーについてのご説明と、主要メールソフトでの変更方法について解説した、マニュアルを作成しました。ご一読いただき、ご参考にしていただければと思います。
 また、印刷してご覧になれるよう、PDF版もご用意しました。

[PDF版変更マニュアル(2.25MB)]


メールの仕組み

 メールの仕組みを簡単な図にすると、次のようになります。

 メールの送信を行う時は「SMTPサーバー」を使い、受信を行う時は「POPサーバー」を使います。ただし、受信の時は「ユーザー名」と「パスワード」で認証を行いますが、送信の時は行われません。そのため、アドレスの詐称(なりすまし)が簡単にできたのです。

 「SMTPサーバー」は、送られてきたメールの送信者を疑うことなく、宛先に送信してしまいます。
 これを悪用して、他人になりすまして迷惑メールを送る手口が急増し、応急処置的に使われるようになったのが、現在も多くのプロバイダで採用されている「POP before SMTP」という方法です。

「POP before SMTP」とは?

 多くのプロバイダが採用し、これまで「さきたまインターネット」でも採用していた方法です。この方法の特徴は、メールを送信する前に受信操作を行って、ユーザー認証をするというものです。

 最初にメールの受信操作を行って、「POPサーバー」で認証を行います。その後、メールの送信操作を行うと「SMTPサーバー」は「POPサーバー」に確認を行い、認証が行われていれば送信を許可します。
 認証は短時間 (5〜10分程度) だけ許可されるもので、それを過ぎたら再び受信操作を行わなければいけません。
 送信を行う度に受信を行わなければならないという煩わしさや、「POPサーバー」に問題が発生すると送信もできなくなるなど、運用上の問題点も多く、あくまでも新しい方法を採用するまでの措置として考えられています。
 その新しい方法が、今回より採用する「SMTP-AUTH」です。

「SMTP Authentication (SMTP-AUTH)」とは?

 この方法は、メールの送信時にもユーザー認証を行うというものです。受信とは別に認証を行うため、「POP before SMTP」の時の煩わしさがありません。

どうしてすぐに「SMTP-AUTH」を使わなかったの?
 「SMTP-AUTH」を使うためには、メールソフトが対応していることと、プロバイダのサーバー環境を変更する必要がありました。そのため、有効性がわかっていてもすぐに採用することはできませんでした。
 「さきたまインターネット」でも、主要なメールソフトが対応してきたことと、迷惑メール対策やセキュリティの強化を考え、新しいサーバー環境を構築して「SMTP-AUTH」を採用することにしました。